映画『爆弾』ネタバレ感想|2回見ても刺さらなかった.でも評判がいいのは分かる【★3.0】

映画『爆弾』を2回見ても刺さらなかったヌクレ博士の★3.0ネタバレ感想

※この記事は映画『爆弾』のネタバレを含みます.

「映画『爆弾』は面白かったのか」というテーマについて,ヌクレ博士が研究します.

ヌクレ博士評価:★★★☆☆ 3.0 / 5.0


この記事を書いた人

ヌクレ博士
ヒーロ映画が大好きおじさん
ドラマの多いヒーロ物に弱い
歴代映画ランキングを是非見てね!
X:https://x.com/nucleotidefilm


先に謝ります.この映画,かなり評判がいいのは分かっています.僕も人から「面白い?」と聞かれたら,普通におすすめします.スズキタゴサクはめちゃくちゃキャラが濃いし,犯行予告は好きです.類家もいいキャラでした.

それなのに,僕にはあんまり刺さりませんでした.しかも1回目は,そもそもちゃんと集中できていません.見終わって「ナンノコッチャ」みたいな状態でした.さすがにそれだけで評価するのは申し訳なくて,義務的に2回目を見ました.

2回目では大筋は分かったし,「ああ,普通に面白い映画だな」とは思いました.

でも,ハマらなかった.

本当にすみません.2回見たので許してください.

では蓋を開けてみよう.

映画『爆弾』の人物相関図.スズキタゴサクと類家・清宮・等々力・伊勢,爆弾捜索をする矢吹と倖田の関係

1回目はナンノコッチャ.申し訳なくて2回見た

1回目は,取調室でタゴサクがずっと何かをしゃべっていて,外では爆弾を探していて,話は進んでいるのに僕の頭が全然ついていっていませんでした.終わったあとも,細かいところはかなり抜けていました.

だから2回目です.「ちゃんと見てから評価しないと申し訳ない」という感じで見直しました.2回目は映画のざらっとしたストーリーは分かりましたし,1回目より評価は上がりました.ただ,伏線や最後の理屈を細かく説明できるほど入り込んだわけではありません.

分からなかったから刺さらなかったわけではない.難しい映画だからでもない.大筋は分かったし,面白いところもちゃんとある.それでも,なぜか刺さらなかったんです.

最近『ユナボマー』でも似たようなことを書きましたが,あっちは3回挑戦してもほとんど見れず★2.0でした.『爆弾』はそこまでではありません.ちゃんと「面白い」と思う場面が多かったし,人にもすすめられるので★3.0です.

スズキタゴサクはめちゃくちゃ記憶に残る

この映画で一番記憶に残っている人物は,スズキタゴサクです.特に残っているのは,あの独特な話し方でした.犯行予告も好きです.自分は取調室から動かないのに,言葉だけで外の警察を動かしていく感じは普通に面白い.会話そのものも,画面をずっと見ていなくてもラジオみたいに聞けるくらいには面白かったです.

類家もよかったです.サイコっぽいところがあって,タゴサクとぶつかるキャラクターとして面白かった.ただ,2人の細かいやり取りを全部覚えているかと言われると,そこまでではありません.

そして僕が明確に「ここは見た」と言えるのが,指折りと爆発です.指を折られるところは最高でしたし,矢吹が爆発に巻き込まれて,あとで生きていると分かる一連のシーンも印象に残っています.

……なんか,書けば書くほど僕がドパガキみたいになってきました.

たぶん僕は,会話劇寄りのサスペンスがあまり好きじゃない

最初は「取調室中心だからハマらなかったのかな」と思ったのですが,会話劇そのものが嫌いなわけではありません.ドラマなら会話中心でも普通に好きです.

たぶん苦手なのは,サスペンスなのにあまり動かないタイプの会話劇です.僕はサスペンスでは,もっと状況が動いてほしいんだと思います.危険が迫るとか,何かが起きるとか,そういう場面の方が明らかに画面を見ていました.

じゃあ取調室の会話は全部ダメなのかというと,『ダークナイト』の取調室はめちゃくちゃ見れます.

あれは会話劇というよりバトルです.

ジョーカーとバットマンが言葉でも殴り合って,途中から本当に殴る.ああいう「会話しているけど状況がガンガン動く」取調室は好きなんですよね.ノーラン作品については,クリストファー・ノーラン映画ランキングでも散々語っています.

『爆弾』は逆で,作品の魅力そのものが取調室の会話と心理戦にかなり寄っています.だから,そこが好きな人に刺さるのはすごく分かります.僕も「みんなが絶賛する理由」は分かるんです.

でも僕は,指が折れたり,爆発したりした瞬間に急に画面を見る.

やっぱりドパガキなのかもしれない.

ハリウッド大作と比べると,邦画の物量はやっぱりしょぼく見える

もう一つ,少しだけ物足りなかったのがスケール感です.これは『爆弾』だけの話というより,ハリウッド大作を見慣れていると,邦画はどうしても物量でしょぼく見えることがあります.

『爆弾』も,爆発や捜索パートをもっと大きなスケールで見せられていたら,僕の評価が★3.5や★4.0まで上がる可能性はあったと思います.爆発や外で事件が動くところは,実際かなり見れたので.

でも,たぶんそれだけではないんですよね.同じ脚本のままハリウッド級の物量になっても,この映画の中心が会話劇寄りのサスペンスであることは変わりません.だから,ものすごく好きな映画になるかと言われると,たぶんそこまではいかなかったと思います.

結局,自分との相性の問題となんですよね.本当に申し訳ない.

総合評価|★3.0.普通に面白い

最終評価は,★★★☆☆ 3.0 / 5.0です.僕の★3.0は「普通に楽しめた」です.

嫌いなところを挙げろと言われても,特にありません.タゴサクのキャラは濃いし,犯行予告は好き.類家も面白い.指折りも爆発も印象に残った.人に聞かれたら普通におすすめします.たぶん好きな人はかなり好きだと思います.

でも,僕は3回目は見れません.苦手なんですこういう系.これで映画好きを語っていいのか本当に申し訳ない気持ちです.

だからこれは,「『爆弾』はつまらない」というレビューではありません.むしろ面白いのは分かります.評判がいいのも分かるし,人にもすすめます.

本当に申し訳ない.1回目で判断するのも悪いと思って2回見たので,これで許してください.

以上,ご清聴ありがとうございました.