※この記事は映画『ユナボマー』(2026)の結末までネタバレを含みます.
この記事を書いた人

ヌクレ博士
ヒーロ映画が大好きおじさん
ドラマの多いヒーロ物に弱い
歴代映画ランキングを是非見てね!
X:https://x.com/nucleotidefilm
先に謝ります.僕,この映画ちゃんと見れてません.「『ユナボマー』は面白かったのか」というテーマについて,ヌクレ博士が研究します.結論から言うと,ヌクレ博士評価は★★☆☆☆ 2.0 / 5.0です.
面白そうなんです.事件そのものも,若い天才がのちに連続爆弾犯になるという話も,あらすじだけ聞けばめちゃくちゃ面白そうです.それなのに僕は3回挑戦して,3回とも集中できませんでした.
なら感想書くな.
ごもっともです.そんな方は,僕がめちゃめちゃ熱く語った『オデュッセイア』のネタバレ感想を見てください.こっちはちゃんと見てます笑
では,どうして★2.0なのか.というか,なぜ僕はここまでこの映画を見れなかったのか.自分でもよく分かりません.
では蓋を開けてみよう.
『ユナボマー』は面白そうなのに,3回挑戦しても見れなかった
1回目は,ユナボマー事件について何も知らずに見ました.でも,話があちこちへ移っていくうちに集中が切れて,「なんだこれ?」というのが最初の感想でした.
そこで事件に興味を持って,YouTubeのまとめ動画を見ました.こっちは普通に見れたんですよね.事件自体はむしろ面白い.じゃあ内容を知ってから映画を見ればいけるだろうと思って2回目に挑戦しました.
見れませんでした.
さらにこのブログの記事を書くために,チャッピーにあらすじや人物関係を整理してもらいました.そして3回目.ここまで予習すれば流石にいけると思ったのですが,やっぱり見れませんでした.むしろ後半ほど意識が飛んで,大人のユナボマーが出てきたときに「あれ,この人途中で出てきたっけ?」と思ったくらいです.
はい.若い頃のユナボマーと大人のユナボマーを,別人だと思っていました.ごめんなさい.
スマホで見ていたので,鑑賞環境が良かったとは言えません.音はずっと流していて,小さい画面にも映画は映っていましたが,気づけばSNSを見ていました.映画館の大きな画面で見ていたら,もっと楽しめたかもしれません.
ただ,1回ではなく3回です.YouTubeで事件を知っても,チャッピーにあらすじを教えてもらっても,映画へ意識が戻らなかった.これはもう僕とこの映画の相性なんだと思います.
緊張感が出る瞬間だけは,ちゃんと面白かった
何も残っていないわけではありません.冒頭の爆弾の場面は覚えています.若いテッドが父親にかなりえぐいことを言う場面も,「こいつえぐいこと言うな」と思って印象に残りました.あとは,相手に交換条件を突きつけるような場面や,心理実験で激しい舌戦になるところ.人と人の間に緊張感が生まれると,急に面白くなるんですよね.
逆に言えば,僕が拾えたのはほぼそこでした.映画全体の流れや人物関係ではなく,瞬間的に「おお」となる場面だけが点で残っている.その点と点をつなぐ話を,僕はほとんど追えていませんでした.
だからホラーやサスペンス寄りに,爆弾事件の緊張感をもっと前へ出した作品だったら,僕はかなり好きだった気がします.題材が嫌いなわけではないんです.むしろ題材だけならかなり好きです.
結局何の話だったのか,チャッピーに教えてもらいました
ラストまで流した僕の感想は,「え?終わったの?なんで逮捕されたの?」でした.白鯨が出てきても「なんで白鯨?」.心理実験の場面も「なんかすごい舌戦してるな,えぐー」くらいで,何のためにやっているのか理解していませんでした.
なので,チャッピーに整理してもらいました.映画『ユナボマー』は,大きく分けると1950年代の若いテッド・カジンスキーと,1990年代にユナボマーを追う捜査側という2つの時間軸を行き来します.若いテッドがハーバードでヘンリー・マレーの実験に参加したこと自体は実話を土台にしていますが,映画で描かれるマレーとの具体的な関係や対立には大きく脚色が入っています.映画ではこの経験をテッドが変わっていく大きな転換点として描いていますが,実際の犯罪の直接原因だったと確認されているわけではありません.
捜査側では,ユナボマーが書いた声明文が公開され,その文章を見た家族側から情報が寄せられます.実際の事件でも,弟デヴィッド側から提供されたテッドの文章と声明文の言葉遣いが結びつき,捜索令状につながりました.劇中のFBI捜査官ジョアン・ミラーは架空の人物で,実際の捜査をまとめたキャラクターです.
つまり僕が「なんで逮捕されたの?」と思っていた答えは,映画の中にちゃんとありました.
僕が見てなかっただけです.
そして最後の『白鯨』も,劇中では意味があります.マレーが『白鯨』を重要な題材として扱っていて,最後にテッドが彼へ渡す包みの中身も『白鯨』です.若いテッドとマレーの関係を締めるためのモチーフなのですが,僕はそこまで全然つながっていませんでした.
ここまで説明されても,評価は上がりませんでした.意味を知れば「なるほど」とは思うのですが,「もう一度ちゃんと見たい!」とはならなかったんですよね.
難しい映画が苦手なわけでもない.じゃあ何なんだ
ここが自分でも一番よく分かりません.僕は考える映画が嫌いなわけではありません.『TENET テネット』なんて5回くらい見ていますし,流していても気づくと画面を見てしまいます.ノーラン作品がどれだけ好きかは,クリストファー・ノーラン映画ランキングでも散々語っています.
だから「難しいから見れなかった」で終わらせると,自分でもしっくりきません.YouTubeの事件まとめは考えなくても流れが入ってきたので普通に見れました.でも映画は,内容を知った3回目でも見れなかった.
そこでチャッピーに分析してもらったところ,「難しさより,画面へ意識を引き戻してくれるタイプの刺激との相性なんじゃない?」という話になりました.緊張感のある場面ではちゃんと反応するのに,静かに情報を積み上げる場面になると意識がどこかへ行く.
なるほど.僕がドパガキなのかもしれない.
でも,たぶんこれが一番近いです.『TENET』は理解できていなくても画面を見てしまう.『ユナボマー』は理解したいと思っているのに,なぜか画面を見続けられない.僕にとっては,映像の引力が全然違いました.
総合評価|★2.0.面白そうなのに,どうしても見れませんでした
最終評価は,★★☆☆☆ 2.0 / 5.0です.僕の★2.0は,「つまらない部分が勝った」です.今回ほどこの言葉がそのまま当てはまる作品も珍しいかもしれません.途中でやめてもよかったと思うくらい集中できなかったし,3回挑戦しても全体像を追えませんでした.
でも,事件そのものには興味を持ちました.あらすじを聞けば今でも面白そうだと思います.緊張感のある場面はちゃんと面白かったし,もっとサスペンスやホラー寄りの見せ方だったら,僕は全然違う評価をしていた気がします.
なので,★2.0をつけておいて何ですが,「この映画は駄作ではないです」.だって僕,ちゃんと見れてないので.ごめんなさい.僕にはどうしても見れませんでした.3回も挑戦したので許してください.
ただの好みの問題じゃい!ゾディアックも見れなかったんだい!
以上,ご清聴ありがとうございました.
